ゴキブリは自分たちの歴史を振り返る。 そして、新たな住処で起こっている、異様さについて、語る。 それは自分たちは常に訳も分からぬまま悪で、迫害を受けていると。 しかし、迫害を受けている自分たちよりも、加えている人のようが、窮地に立たされているように感じている。 ゴキブリの想いをつらつらと語る噺。
ひと夏の蝉のセリフ。 蝉からみた、猫やゴキブリを通して見える、人の接し方の絶望的な差。 同じ命というけれど、という、蝉の声にのせて。 陽気に、皮肉にうたいましょう。
『雨くゆる、日曜2時に紫陽花まえで。』の番外編2です。 アサヒとナツの、はじめての動物園デート。 相変わらず笑ってばかりのふたりが、目を伏せた瞬間・・・。 本編【雨くゆる、日曜2時に紫陽花まえで。】 【番外編1】 【スピンオフ】も、どうぞご一読あれ。
電話で声を聴くだけで良い。それだけで自分の未熟な心臓は満たされるのだ。誰もが経験したであろう想いを今やっと初めて経験する高校三年生の恋愛模様。
1982年、今から三十三年前の11月26日。 前代未聞といってよい事件を起こした天才青年 Raymond Kobayashi。 婚約者の一生を棒にふらす怪我を負わせながら、被害者方に好奇の目が注がれる事態を憂慮した警視庁が介入を見合わせたため、報道されなかったのみならず、Kobayashiは傷害の罪さえ免れた。 犯行に至るまでの異常な心理を記した、彼の遺書を見る。
長い夏休みを前に、初恋の相手に告白をした上原裕也だが、呆気なく振られてしまう。そんな彼の耳に響いていたのは、サックスという楽器の音色だけだった。 吹奏楽を通して変わる、少年の思考と感情。 同時に生まれる、新たな恋の蕾。 吹奏楽‐ブラスバンド‐を中心に、少年少女たちの長い夏が始まる。
過去の記憶が無いリヴァイが、あるきっかけでその全て思い出す。 自分より年上の過去の部下達、同期達と平和な生活を送る、 温かく、優しい、物語
美大を卒業してから、一人暮らしをはじめた菜子。その借家での不思議な出会い。 将来をあいまいにしていた菜子は、自分の人生を見つめなおしていく。 淡々と過ぎていく日々。非現実的日常。
『雨くゆる、日曜2時に紫陽花まえで。』 の番外編です。 アサヒとナツ、約束のたこ焼きを食べに行く、笑い声あふれる放課後のひとこま。 本編【雨くゆる、日曜2時に紫陽花まえで。】も、どうぞご一読あれ。