『ただひたすらに君を想う』『龍と剣とその拳と』の完結編も兼ねた番外編です。 ハヤブサさん×シュバルツさんのR-18的なかなりけしからん内容になると思いますので、楽しめる方だけ、どうかお楽しみください。
暴力団系の芸能スカウトに騙されて田舎から渋谷にやって来た。 中学を卒業したばかりの望月麗香、三流プロダクションの大門に声を掛けられて間違えてついて行った。 ひき逃げで身体障害者の父と母の会話を聞いてしまった麗香は、少しでも家計の足しに成ればと「タレントに成れる」の言葉に騙されてやって来た。 三流プロダクションと麗香のサクセスストーリー、妹たちも加わって、犯人逮捕と彼女達の恋愛と夢が広がる。 奇跡の物語、それは夢が舞い降りた人々の物語です。
「おはよう」「あ、おはようございます」挨拶を返しながら、須田さんはまた九時ギリギリのご出勤か、と今井は思った。(なのに、定刻の五時になったらサッサと帰っちゃうんだ。遅れず休まず働かず、のお手本みたいな人だな)「さ、て、と」 須田はそう独り言を......
大学のビーチ大会で下見にやって来た俺と笠木、佐渡谷先輩。ところが笠木が浜辺に打ち上げられているクジラを見つけた何とか言うもんだから行ってみると、確かにそこにはクジラに似た生き物がいるのだが、どうも不思議な生き物であった。