バビロンに促され、無残に切り刻まれた死体に突き刺さるナイフに触れた瞬間、彰彦に数十人分の痛みと恐怖がイメージとなり流れ込んだ。想像さえ出来ないほどの痛みに、精神が崩壊する直前。バビロンは自分の世界に再び彰彦を迎え入た。そこで彰彦が見たものは、次々と人々を殺しモンスター化していった最愛の人。香奈だった。香奈に後悔にも似た深い愛を抱く彰彦は、悲しみに沈みながらも変貌してしまった香奈を救う事を誓う。一方、現実世界で倒れた彰彦に付き添い救急車に乗り込んだ彰人(アキト)は、見えないはずのバビロンをおぼろげながら視界に捉えてしまう。影のように時々見えるバビロンを悪霊だと思い込んでしまった彰人は、彰彦を救う為に悪霊祓いの禁断術法を使う決断をし、姿を消す。香奈を想う彰彦。彰彦を救おうとする彰人。そして変貌してしまった香奈。その心には彰彦がかすかに残っていた。AEDにより現実世界に引き戻された彰彦は些細な香
精神患者として、クリアする術は山積みですが、人が一歩を踏むことに平気で行う行動を精神患者は億劫に感じて前に出ることが出来ません。しかし、そのほんの一歩を出すだけで、無限に繋がる光のループに入ることが出来ると僕は信じています。人には軽い一歩はわたしたちには100歩や1000歩に近いのです。気持ちだけでも、少なからずの一歩を是非、勇気を振り絞って出して頂きたいです。