夜が更けてく
ダイナモが鳴る

迫るは 現実

朝が焼けてく
太陽の声

逃げてく 私は

怖い 日が登る世は
ヒトを責めては 笑う

還して 還して
世界は止めどなく流れてく

浮いたら 伸ばしたら
この手に気付いても
救いはないのだと


流れゆく街
置き去りの僕

揺れてる 街並み

蝕まれていくの
罪犯しは 誰


捕らえて 奪って
放して 許して

切って もっと
深く 強く

強く 強く


還して 還して
世界は止めどなく流れてく

浮いたら 伸ばしたら
この手に気付いても
救いはないのだと


還るわ 還るわ
私は流れに逆らう

さよなら さよなら
壊れかけて行く世界に
別れを 今

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-01

Copyrighted
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