大学2年の夏の終わりに、僕はとても不思議な体験をした。 それは他の思い出たちとは一線を画していて、今思い返しても、浮世離れしているように思う。 僕自身としてはこの出来事を生涯忘れないでいる自信があるのだが、人間いつどうなるかは誰にも分からない。元気なうちに全てを書き記して残しておこうと思う。 そして、もしこの文章を読む人がいたら、内容は全て心の内にしまっておいてほしいと願う。誰かに話したり、公にしたりすることで生じる問題について、僕は一切責任を取ることはできない。何故なら全ては夢のようにも思えるからだ。その点を予めご承知おき願いたい。