空梅雨蝉/新作短歌
季節破りの暑さ、土中の蝉も戸惑っているかも。
蝉の声に 梅雨明けを知る幼き日
眩しき朝日に 布絞る母
一人増えし 幼な子を背に若き母は
やつれし髪に 汗を滲ませ
一寝ごとに 大きくなってゆく子たち
しばらく見ねば 見違えるほどに
向かいのちびちゃんたちと花火しようかな
夏休みになれば と楽しい企み
懐かしき 赤きイチゴのかき氷
食べた二階の店の風鈴
フワフワの白き氷に滲む紅色
人さじ含めば頭にキーンと
赤ワクの白地に紺の氷文字
カンカン照りの葦簀の店先
やろうかな この子たちが喜ぶカキ氷屋さん
毎日笑顔が見られるかもね
🌻 暑中お見舞い申し上げます。皆さんお元気ですか?
小生は暑さに弱く、クーラー病になりやすくて
困っています。(いずみ)
空梅雨蝉/新作短歌