ガラス戸から、庭の中を横切る女性が見えた。だれだろう。やがて家に入ってくるようになった。
団地の空き地が燃えた。放火くさい。元刑事が解決に尽力をつくす。
茸の言い伝え:林に入ろうとした時に老人が「食べるものを持ってるか」ときいてきた。ぼくはうなずいた。
福知山に百八寺と呼ばれる寺があった。住民は住職に何でも相談したが、相談に訪れるのは人間ばかりではなかった。茸たちのよい相談相手でもあった。
とてもおいしい茸がとれる村に大蜘蛛山という山がある。なぜか、その山の茸だけはおいしくない。
その昔火山の噴火にも耐えた村があった。今でもその村は元気だ。その村の茸は他にはない遺伝子があった。
不思議な人たちが住む茸の森のおとぎ話。ウイスキーの好きなこどもたち。
森の中のファンタジー。古い古いクルミの木
未来の茸は動く生き物。わが家を守ってくれている。
三人の男の子。キャンプで見つけた茸を食べた。茸は彼らを宇宙に連れて行った。