木々に「YES」「NO」のクエスチョンを投げかけると木々が『YES』『NO』で答えてくれるという能力を持つ少女、草木の神であるツマツヒメ神のツマとそれに悪乗りしている少女、刀身の神、天之娘影神(あめのこかげのかみ)ニッパーが日常のどうでもいい事件を推理し、解決する物語。 無駄にアツい彼女達は事件を解き明かすことはできるのか……。 TOKIの世界書シリーズですが関係ありません。
これは、ある冬の寒い日のこと。 人の深層心理の映像を描き出すことの出来る青年画家「スミカ」の元に、一人の少女が訪ねる。 少女の名は「ヒナタ」と言った。 ヒナタは人の意識の上に降り積もる雪を見る事が出来るという。 そして彼女は、亡くなった親友「ヒカゲ」との思い出の絵を描いて欲しいと申し出るのだった。 スミカの手によってやがて浮かび上がる一枚の絵画。 しかしスミカは、その絵に僅かな疑問を抱いていた。 あまりに美しすぎるのだ。
大雪の晩。灯台に住む青年の元に流れ着いた10歳の少女——物語は50年前の、ある教会の襲撃事件から始まっていた。