高校1年生になった高遠伊織は入学式で留年した1つ上の先輩・佐倉那穂と再開する。中学時代からの顔見知りで、伊織は那穂に密かに想いを寄せていた。想定外の再開から同じクラスになった2人は流れで行動を共にするようになった。普段の生活の中で見え隠れする那穂の留年の秘密を知りたくて伊織は那穂の周りの人物から情報を集める。《完結作品》
短編集12話です。 今作の短編は主人公が人間なので神が見えません。 つまり、神様フィルターは機能しないという事です笑。 高校生望月俊也は超常現象が大好き。 大好きすぎて部活を作った。それは『超常現象大好き部』。 安易に作ったこの部活だが実はとんでもない方向へ行って……
TOKIシリーズですが本編とは何の関係もない短編です。 海外の神が日本に遊びに来たときに取材をするグループがあった。 来訪神として日本の神になった蛭子神の娘エビスとどこかの国で出会いの神と言われている無名の神、レールが日本に来た外国神を取材する! それを天界通信として日本の神々に発信しようとするが……
憧れを抱き続けるとそれが崩れた時にひどく幻滅する。昔はこういう人だったのにと自分もこういう人になりたかったのにと。 でもそれは勝手に憧れを抱かれた人にとってはいい迷惑である。その人もその人なりに変わろうとしているのだ。 憧れを抱いている側がその人を縛ってはいけない。
名前のイニシャルが本名の代わりに使われる、そんな言わばあだ名となった世界。それが仇になってしまった少年少女たちの、青春なドタバタ劇をイメージしました。
これは、ある冬の寒い日のこと。 人の深層心理の映像を描き出すことの出来る青年画家「スミカ」の元に、一人の少女が訪ねる。 少女の名は「ヒナタ」と言った。 ヒナタは人の意識の上に降り積もる雪を見る事が出来るという。 そして彼女は、亡くなった親友「ヒカゲ」との思い出の絵を描いて欲しいと申し出るのだった。 スミカの手によってやがて浮かび上がる一枚の絵画。 しかしスミカは、その絵に僅かな疑問を抱いていた。 あまりに美しすぎるのだ。
この翻訳では、内藤濯氏に敬意を持って挑戦するという意味でも、〈星の王子さま〉というタイトルをあえて使いません。そしてもし商業的理由によって、様々な翻訳が『星の王子さま』というタイトルに制約されるのであれば、翻訳の自由もおびやかされているのかもしれません。新しくかつ自由な『Le Petit Prince』を世に出すためにも、直訳の「あのときの王子くん」というタイトルを用いる次第です。 (「青空文庫版『あのときの王子くん』あとがき 5 脱〈内藤[訳]〉」より)
村岡花子訳 [村岡訳] が完璧にイメージを作ってしまったため、市販の本は今更「赤毛のアン」以外の タイトルは付けられないのかもしれない。だからここではあえて「グリーン・ゲイブルズのアン」を取る。 2作目以降は、Anne of Avonlea, Anne of the Island, Anne of Windy Poplars,(中略)と続く。始めの3作のタイトルから、 Green Gables→Avonlea→the Island(P.E.I.)と、活動範囲の広がりが感じられるので、 「グリーン・ゲイブルズのアン」のほうが気に入っている。 (「メモ:タイトル タイトルと題辞、献辞」より)