学院のイベントとして火の国にやって来たロイドたちは、もう一つの目的――ベルナークの武器の回収に向けてに準備を始める。 協力の為に夜の国からやってきた魔人族と合流して下調べを始めるが、武器を隠した場所についてマトリアから驚くべきことが伝えられる。 一方、アンジュの師匠であるフェンネルが弟子を思ってあることを仕掛け、ロイドは再び理性と欲望の戦いに臨む。
僕は今、どこにいるのだろう? カプセルのような狭いところに、手足を折り曲げてじっとしている。ほとんど身動きはできない。不思議と息苦しさはないけれど、光がないので今が昼なのか夜なのかもわからない。ただ、ぼんやりと暖かくて、なんとなく安心できる。 でも、僕はなぜこんなところに閉じこもっているのだろう?
短編です。通学・通勤時間にちょうどよいです。 光を当て続けないと死ぬ女の子と遭難しちゃってさぁ大変。見捨てて助けを呼ぶか、このまま二人で凍えるか。