暮れていくフォルテ

暮れていくフォルテ



    
       
少しだけ傾げた顔

12月の広場

プラハだといい

落葉の陽が

もう一度還るといい

ベンチは

沈む

暮れていくフォルテ

五線譜は

頬に書いて欲しい

この先を

託す

あなたが

見つけてくれて

僕が

選んだから



冬のウィンストン

君は秋を選ぶだろう

    でも僕はいつだって12月だから

  

暮れていくフォルテ

作品集1 http://slib.net/a/1845/
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

暮れていくフォルテ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-02-15

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