シリウスは一等星だ。眩しい青い光を煌めかせて夜空に咲くシリウスを見る度に、その星に纏わる君という神話を想って僕は泣く。冬日、夜の公園で見上げる満天の夜空から来る孤独でさえも、君の愛が僕を温めて、生かしてくれるから。
彼らの姉も弟も、最後から3番目の天使だということを、まだ知らないのだ。/// 花が散る。全称は神の夢にも映されることなく、花が季節を彩るように、枯れ葉のように散っていく。
世界が裏返る。理は崩壊する。 人間を動かすものは、何? …………卵があった。血濡れの卵が。赤いスープに満たされた卵は、終末のような9月に孵化した。 中からは、一人の女が現れた。