枯渇
器から溢れだしていた。縁からなみなみと溢れていて、それは終わることなど無いと思っていた。
それが数年後、溢れるまではいかないのだけど、それでも器にはいっぱいだった。そういう状態が更に数年続き、そんなものだろうと高を括っていたら、かなり減っていることに気が付いた。もう半分くらいか、それよりも下にあるようにも見えた。
なにも出来ずに過ごす。なにもかもが見せかけだったと気付いたときには、もう枯渇していた。
枯渇
器から溢れだしていた。縁からなみなみと溢れていて、それは終わることなど無いと思っていた。
それが数年後、溢れるまではいかないのだけど、それでも器にはいっぱいだった。そういう状態が更に数年続き、そんなものだろうと高を括っていたら、かなり減っていることに気が付いた。もう半分くらいか、それよりも下にあるようにも見えた。
なにも出来ずに過ごす。なにもかもが見せかけだったと気付いたときには、もう枯渇していた。
枯渇