拝啓、僕を失った世界たちよ 神を失った世界たちよ 僕の期待を裏切ったのはそっちだ いいや、奇跡も平凡に帰すものだからか ならいいんだ 神を失った文明は衰退するだけ 全てに意味は無いのだから この無意味な世界で愛を為せ それが唯一の意味となるから
昨年末に届いた突然の訃報 こんな風にして人は去って行ってしまうのか けれども彼のレシピはずっとこの世に残る 人の味覚に残る。
亡くなった祖父の家の取り壊しが決まった。娘を連れて遺品整理に訪れた私は、かつて祖父といっしょに筍掘りに出かけたお山で奇怪な存在と対峙する。
第三次世界大後、崩壊した国土は世界に取り残されたまま、人はそれでも生きていく。 置き去りにされた狭い世界。喉を締め付ける閉塞感に時折、息を詰まらせながら、少年は生きるために武器を取った。 荒廃と傷跡を抱えてなお、人は人と出会い、感情の芽生える生き物だから。 救いようのない人たちの、救われない、これは「愛」の物語。
昭和30年代以降の、愛知県名古屋市周辺の風景が変貌していく様子や、子供達が成長して行く姿を描いていきます。 昭和25年生まれの主人公松山圭司の、小学校入学から高校卒業までの様子を、愛知県尾張地方の風景や風習、家族・友人達の人間模様を様々なエピソードを交えて、少しずつ書き加えていく予定です。初恋や子供の遊び、当時の雰囲気が、少しでも伝われば嬉しいです。