301歌曲集『人生の美妙な謎、愛のために』

シラー『歓喜に寄せる』に寄せる

生きとし生ける全ての命よ
いずれ永遠の時が経た時
私の柔らかな翼を迎えて
終末の時に命は還る

私の柔らかな翼を迎えて
終末の時に命は還る
奇跡は起こると信じる君よ
愛は必ず実ると思えよ
信じる力こそソフィアと呼ばれる
君たちの愛で世界を包め

祈りの力こそソフィアと呼ばれる
君たちの愛で世界を抱け

世界が終わるは晴れやかな天
天使よ私を迎えておくれ
天上楽園の乙女たるヘレーネ
やっと会えたんだ幸せだから

天上楽園の乙女たるヘレーネよ
もう二度と君を失いはしない

天上楽園の乙女たるヘレーネよ
一緒にいようよ、ずっとね一緒に

天上楽園の乙女たるヘレーネよ
死さえも越えて君を愛している

自然を愛することで生きると
生まれたときはわかっていたのに!
時流の断絶が記憶を消し去る
ラカン・フリーズに全てが還る

時流の断絶が齎したものを
君との愛が再び合わせる

天空の詩

あの感触が記憶にあるから、天は実在すると言える。天上楽園の乙女たる我が永遠の恋人よ、私はもう時期君に会える。揺らいでる水面の火がやっと消えるように、水辺に咲いていた花が枯れるように。
「やっと会えるんだね」
命の始まりと終わりを結ぶ歌を。
「ありがとう、愛しています」
でもね、死にたくなる日もあってね。
疲れた時、病める時、私は君を見失う。
でもね、愛はね、いつも報(むく)いる。
愛だけはきっと報いてくれる。
愛だけはきっと叶えてくれる。

深淵はそっと覗いている

深淵はいつも覗いている
深淵はずっと覗いている
深淵はそっと覗いている
過去も未来も関係なく

記憶は溺れていく
季節は流れていく
世界は続いていく
時という波に揺られて

僕らはどこからきて
どこへ向かうのだろうか

深淵は永遠に覗いている
深淵は全てを覗いている
深淵はそっと覗いている
あなたがどこにいたとしても

きっと深淵には愛だけがある
愛が全てを見守っている
母のように見守っている
いつも優しく覗いている

永遠にお別れをしよう、ホトトギス

なりたい自分に変わるは人生
欲しいものに手を伸ばすも人生
ならさお前は何が欲しいんだ
それ見つけるため生まれてきたか

翼が欲しいか
美貌が欲しいか
お前ら鳥は
全てを持ってる
なぁホトトギス
お前はさらに
美しいほどの
歌声持ってる

クレオパトラも
小野小町も
楊貴妃だって
敵わないんだ

お前は魅了した
織田信長も
豊臣秀吉
徳川家康

天上楽園の乙女の姫も
きっとお前には敵わないんだ
でもさそれっておかしくないか
お前はオスだ、求愛行動

美男子挙げろ、例えば義経
あいつは凄いぞ、どう凄い?
歴史を学べよ、教科書にある
未来のために紡がれてきた

例えばローマ
アンティノウス
若くして死ぬ
それが定めか
美人薄命
それが定めか
だから鳥たちは
短命なのか

鳴くならなけよ、ホトトギス
鳴かなきゃ殺すぞ、ホトトギス
鳴くまで待つか、ホトトギス
鳴かしてみよう、ホトトギス

クレオパトラも
小野小町も
楊貴妃だって
敵わないんだ

お前は魅了した
織田信長も
豊臣秀吉
徳川家康

なりたい自分に変わるは人生
欲しいものに手を伸ばすも人生
ならさお前は何が欲しいんだ
それ見つけるため生まれてきたか

なりたい自分に変わるは人生
欲しいものに手を伸ばすも人生
ならさお前は何が欲しいんだ
それ見つけるため生まれてきたか

ホトトギスよ、永遠の別れ
飼ってたペットが死んだ時のように
俺は泣いたさ、季節の流れ
失くした春を葬送しよう

なりたい自分に変わるは人生
欲しいものに手を伸ばすも人生
ならさお前は何が欲しいんだ
それ見つけるため生まれてきたか

僕が神をやめる日に

ああ、本当に終末だなぁ
この景色
ああ、本当に終わってしまう
この愛も

消費されてくルサンチマンの
吐き溜め、有限、いいねの数も
世界の果てに追い出され
悟りの境地で息をする

僕が神をやめる日に
美しきかな、雨が降る
世界が夢を語る時
晴れ渡るかな、雨が止む

ああ、本当に永遠だなぁ
この時間
ああ、本当に終わってしまう
神でさえ

記憶の中で孤独を飼って
さしずめ、無限、アンチの数も
理解の外で安住し
涅槃の境地で未来見る

僕が神をやめる日に
儚きことよ、雪が降る
命が花を咲かす時
蒼天の下で、門が開く

僕が神をやめる日に
美しきかな、晴れ渡る
この永遠の空の下にて
命は紡がれ、祈りませ

301歌曲集『人生の美妙な謎、愛のために』

301歌曲集『人生の美妙な謎、愛のために』

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-02-22

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  1. シラー『歓喜に寄せる』に寄せる
  2. 天空の詩
  3. 深淵はそっと覗いている
  4. 永遠にお別れをしよう、ホトトギス
  5. 僕が神をやめる日に