ミスティンキル、ウィムリーフの行いによって、アリューザ・ガルドは本来の色を取り戻した。 また、それと同時に魔法の頂点としての存在、魔導も復活することになる。 魔導を得たであろう二人は、この後どのような物語を紡ぎゆくのだろうか。
─吸い込まれそうなほど長い黒髪と瞳、一見大人しそうな文学少女、だけど実は校内一の変人。 先輩は部員数2名の絵の描けない美術部部長だった。 完璧超人の先輩にはありとあらゆる可能性があった。なろうと思えば何にでもなれるスゴイ人だった。 だけど先輩は僕のそばでいつも笑っている。楽しそうにまた下らないイタズラでも考えて、僕が絵を描くのをニコニコ顔で待っているんだ。 ──これは何のことはない、僕と先輩の騒がしくて、馬鹿馬鹿しくて、そしてちょっぴりほろ苦い大切な思い出の話。 ──犬塚猫男初作品、短編恋愛ノベル──
いまから少し未来の話。世界は平和だった。 ニューロ・ハーモニクスと呼ばれるそのシステムは、暴力行為や自傷行為につながるあらゆる感情をシャットアウトし、人々は暴力に怯えることなく暮らしていた。 そんな中、女子高生。楢島ヒロミが担任に呼び出されるところから、この物語は始まる。
運命とは、全ての物事を纏める糸だ。俺達の些細な遊びが、世界を変えることになるとは・・・・・・過去と未来と現在、全てを繋ぐ糸の物語。俺達は、もう、取り返しのつかないことをしてしまった。 客観的観測など糞喰らえだ! 勝手に運命を決定づけられてたまるか! 俺は抗ってやる、戦い続けてやる……! たとえ一人でもな! 運命シリーズ第一作目。「運命のバタフライ」 蝶は、彼らを許さない。
突然のバイク事故で死んだ俺。・・・しかし神は、そんな絶望しかなかった惨めな男を、天国に連れては行かなかった。そして非情にも、醜く薄汚い犬の子として、この地上へと転生させた。 愛を知らない男の静かな物語です。