枝

空缶を蹴って歩いて
自分の憂鬱を吹っ飛ばしている

あなたに幸せを望まれるのなら
一生幸せでなくていい
そう言うとあなたは早口に怒るのだろうが
勝手に願われるのは勘弁

沢山ある選択の中から望んだ将来は
私には掴めないものだった

そんな選択をしにここに来た訳じゃないけど
そんな選択でもいいかあと思っている
許してくれないか 過去の私よ
泣かないで、そんな人生もいいと笑ってくれ