閉幕

寂しくって死にそう
寂しくって腕をひきちぎりそう

空いた穴を埋められるのは一人だけ
だけどもう埋めてはくれないから、感情だけ残りました。
中途半端な優しさに、救われては少しずつ傷ついて、
私の恋は終焉を迎える。
突き放せも近づいてもくれないあなたは覚悟がなかった。
私もあなたの手を引く覚悟はない。
腕までもぎとって彼は血まみれ、私は涙が溢れて
二人とも社会的に排除されるでしょう?


ああ恋よ、私の人生と共に幕を閉じろ。
死因をあなたにしたい。最高にロマンチックな死に方を。

閉幕

閉幕

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-04-27

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