郁田市立第四中学校に入学した、永瀬乃良。(ながせのら) 彼女は小学校時代、日本バレーボール界の期待の新星と呼ばれる程のバレーボール選手だった。 中学校に入ってすぐの、部活紹介。 各部活が新入部員をたくさん入れるために必死のアピールをする中、乃良はバレー部にしか興味がなかった。 そしてバレー部の紹介のすぐあとの卓球部。 乃良的にはバレー部にほぼ決まりつつ…ぼやーっと見ていると… とてつもない早さのボールを打ち返したその姿に、乃良の心は異常なほどに興奮。 そして…決めた。 というか頭が決めるより先に心が決めた。 中学校では、卓球に打ち込もうと… 個性豊かな仲間たちと一緒に突っ走ってゆく、ドタバタ青春ストーリー!
山ガールの比路未に誘われて、初めて山に登った誠一だったが、 山頂で意外なアクシデントに遭遇する。 週末のピクニックはどんな展開になるのやら・・・
同じ精神的苦悩の傾向を持った少女と大人の男が惹かれあい、恋によって昇華されて互いの道を歩むに至る。そんな人生の一場面を書きました。
『またいつか、きっと会いに来るよ』 それはほんの短い間の他愛もない出来事で、ほんの些細な約束事。だけど彼は確かに初恋であり、彼の告げた言葉は絶対的なモノとして、ずっと記憶に残り続けた。 それは、とても強い感情だった。今でもしつこくこの心を、身体を、縛り付けて離さないくらいに――……。 幼少期の初恋と時を超えた再会から始まる、梨の果実のようにほんのり甘い(はずの)恋物語。