お父さん

いつも黙って見ていてくれた

のんびりゆっくり

気ままに生きていけばいい

そう教えてくれた

シャイで照れ屋で

言葉で表してくれることは

めったになかったけど

心でいつも感じてた

大きな広い愛情を

後何年

一緒に過ごせるかな

後どれくらい

私の事覚えているかな

時々まだらになる記憶

時々噛み合わない会話

不安になるけれど

どうする事も

私には出来ない

だから

その日が来るまで

沢山話そうね

お父さん

昨年の夏、父がアルツハイマ-とわかり一緒に生活しています。今はまだ幸い徘徊などもなく穏やかに過ごしていますが時々会話が噛み合わない時が出てきました。そんな毎日の中での気持ちです。

お父さん

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-23

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