どん底

羽を広げて

高く飛んでいる時

周りには多くの取り巻き

楽しく愉快な仲間達

傷ついて飛べなくなった時

今までいた

仲間達の姿は無い

人生なんてこんなもの

しょせんこんなもの

そんな風に思うこともある

だけど傷はいつかは治る

ピンチは最大のチャンス

どん底の時だから

本質が見えるようになる

絶望、孤独を味わう時

自分を思ってくれている

自分を理解してくれている

本当に大切な人が

はっきりわかる

自分でも驚くような

意外な人が

手を差し伸べてくれる

それが判るのは

傷ついたから

どん底も捨てたもんでもない

傷が癒え

この次飛ぶときは

以前よりずっと

高く、高く飛べるよ

優しい天使の様に

どん底

どん底

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-08-24

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