弁護士である事は、隠していたのだが。 ヒロインから相談を受けた綾人。 典型的な法律ジャンル。 弁護士を隠していたのだが・・。 何もかも纏まりかけていた・・矢先。 祖母が危篤。 駆け付けた二人。 綾人の邸宅でステップを踏む二人。 其処に現れたのは、亡くなった祖母で、ダンスのペアを代える。 バックに流れるのは・・trumpetで始まる美しいメロディー・・ 「The Stylistics(スタイリスティックス)のCan't Give You Anything (But My Love)」 邦題・・愛こそ全て・・。
シネマにしても・・役者が次々に亡くなっていくのは世の常。 年齢に関係無く、今の時代には見られない・・ちょっとした・・コメディー?
個人的には大事な作品を潰す様に、掌握の幻想版を書く事はあまり気持ちの良いものとは決していえない・・。 此れは、気分ですから全く関係は無いが、作家でも原作を脚本にされ、映像化した時に全く異なるものに変えられ憤慨する事は結構多いんです。訴訟にまで行く事もあるくらい。
主人公は、美しいもの故に其れからある種の芸術性を感じ取っている。 物語に必要なのは・・何であろうか?筋書きだけでは味が無い事など承知の上。 美しいものを摘み取るのは容易なのかも知れない。 更に大事な事は、如何にして美しさを芸術として表現できるのかだが・・。 人には、分というものがあり・・主人公には到底・・その様なものが無い・・情けも無い至上主義者なのだろうか?・・であっても聊か仕方ないとなれば、地にひれ伏すを望むしかあらず・・。