舞台は、物の怪がまことのものと信じられている世界にある東の島国。そこでは人間と、「妖怪」と呼ばれる種族が同じ時間軸を生きていた。尤も彼らは互いに住む世界を分かち、絶妙な距離感をもって銘々の暮らしを展開していた。 島国の東の地方には、然るべき者たちのいなくなった小さな廃神社がある。 そこには、妖怪であれば誰もが恐れる真紅の【鬼】が住んでいた。この【鬼】には、気の置けない仲間の妖怪が四人いる。【鬼】の傍に長年連れ添う、蒼い毛並みの小さな【猫又】。東地方随一の原生林「緑の森」を守る主、草色の【送り狼】。南地方の農村に祀られた、歌が好きな四尾の【妖狐】。北地方の霊峰の山神に仕える、山神見習いの【鴉天狗】。 そんな五人が遭遇する、どこか奇妙な与太話。 それは各々の記憶を映す追憶の物語か。 はたまた妖怪と人間の因縁を巡る戦いの記録か。
世界中に広がる新型ウイルス感染症に、平凡な女子大生、羽田涼子と親友の結衣はどう立ち向かったのか。ある戦いの記録。 作者より:この短編小説は、二〇二〇年三月一八日から一九日の二日間をかけて、日本在住の私が書いたものです。いま、私たちが置かれている状況を思い、小説という形で気持ちを吐き出したくなり、急に思い立って、勢いで書きました。登場人物は架空ですが、自分の体験や見聞きして感じたことを投影したつもりです。
楽しいはずの旅行に、突然の危機!外見はやけに綺麗ながらも中身が不気味なクライシスホテル。そこに泊る客達。彼らを襲うのは、数々のトラップ。命までもが狙われているこのホテル。宿泊者たちの運命は?そして、ホテルの今後は?
人付き合いが苦手な僕はただそこにいただけの、物語の世界なら脇役の知り合いのご近所さんくらいの脇役でした。 何の波風も経たない日常が、ただ送れればそれでよかった。 作者自身の、過去と妄想の区別がつかなくなった回顧録。
自分に自信が無い男。そんな男の前に不思議な洋館が現れる、そこには過去の自分と会話することが出来るという謎の美女がいた。 果たして、彼を待つのは明るい未来なのだろうか。 初投稿です。気楽に読んでもらえると大変嬉しいです。
配信でのご利用OKです! よろしければ、上演が前もって分かっている場合 ツイッターDMにて教えていただけると嬉しいです! 台本利用の際は、URLと作者名の記載をお願いします。 内容の改変は禁止です。