前回のあらすじ:朝食を終え、中野たち一行がホテルを出ると、金コロガシが金塚を作るところを見た。好奇心から金コロガシの後をつけた中野は、誤って下に落ちてしまう…
イギリスの片田舎で祖父母と暮らす十歳の少年アレン。 ある冬の日、いつものように冒険と称して遊びに出かけたアレンは、村はずれの森で洞窟を見つける。奥まで進むと、そこにいたのは人の行いによって姿を隠してしまったドラゴンだった。これまでドラゴンを見たことがなかったアレンは、その姿に見入る。 やがて一人の少女が現れた。彼女の名はナディア。ナディアは最初こそこの場に人がいることを訝るが、すぐに悟る。 そしてそのあと、ドラゴンが仲間の危険を感じ取る。 一匹のドラゴン。そして一人の少年と少女。彼らが出会ったときから、冒険の物語は幕を開ける。
12月25日、その日俺はクリスマスだってのに最悪の一日を迎えた。▼罪と欲望に支配された街、テン・シティ。そこを仕切るのはご存知この街の裏路地まで名を馳せる大悪党、ロバート・テン。早朝俺の探偵事務所に上がり込んできた時には息の根を止められると思ったが、奴は依頼人として俺の前に現れた、しかし外は犬共に張られてるようだ。本当に面倒な事になった…。
『君の見つめるその先に』の【スピンオフ2】の小話集です。 本編に載らなかった裏話・裏設定モロモロ。 『君の見つめるその先にシリーズ』も、どうぞご一読あれ。
恋愛もののような、SFのような、ファンタジーのような。少しずつあげていこうと思います。最初、いやつまらないかもしれませんが、どうぞお楽しみいただければ、幸いです。
前回のあらすじ:意外においしいドングリの朝食を食べながら、一行はモフモフから今後のスケジュールの説明を受けた。冷静に戻った中野は、黒田夫妻からドラードには肉食の動物がいないと教えられた…