何も特別なことは起こらない。どんなに胸を締め付ける悲劇だろうと、その一瞬に圧倒的な感情の作用をきたすようにしても、後から思えばそんなこともあったと笑い話にできる。
主人公である自分が、縁の深い同僚を少し離れたところから見ている。どこにでも居るようで居ない人達。でも、主人公である自分は”本当はこんな人が居たら人生は愉快”と思っている。そんな楽しい人々の痛快コメディー。
高校の卒業式前日に両親を失った如月(きさらぎ)由美(ゆみ)は二人の青年、ジェイとティムと出会う。 彼等は裏社会で働くSFというグループのメンバーだった。 SFには八人の個性豊かな殺し屋が集まっており、由美はそこの仲間として雇われることになった。