誰かエレジーを咆哮してくれ
ラミクタールを
最大限に増量。
一日を
半日分に
減らしてしまえばいいのか
それとも
二日分に
だらだらと
延ばしちまえばいいのか。
記憶は
繋がらず
断絶して
日々を失う。
あの思いが
切れ切れになる。
何度失うだろう
この先の道筋で
何度化け物に
なるだろう
そのとき
君はここにいるだろうか。
夜の思いは
朝一番の
気持ちに
勝てやしない。
一日のうちに
僕たちは
どれほどの無様を
その過程で
身にまとうことか。
君は
今日
どれだけの
誠意で
一日を
背負えただろう。
打ち砕いた
日々の秩序
やがて来るのさ
決めつけられたカタストロフ。
聴いていた
誰かの
長い嗚咽
見つめていた
誰かが
静脈に打つ
注射針の先。
傷帯びて
確かな真摯で
一筋の
いのちを
探して
迷う人々。
人々は
真摯に
迷った
一縷に
時を待った
見定めようとした
彼らに
委ねられた分だけの
生臭い
事実を。
足掻こうとした
夜の砦を。
懸命な抗戦だった。
人生の
裏切りを
片隅で
知りながら
頭の中で
偲ばせながら
だれかれもが
一縷の願いに
殉じようとした。
待っているひとを
彼らは
描いていた。
僕は
知りたかった
この角の先
この通りの
辿りつくところ
人々の
歌を
街の
哀歓を。
みなが
ひしめきあって
詩なき生を
紡いでいる。
詩を乗せてやりたい
詩を背負わせてやりたい
あれほどの
孤立した
背中に。
それは
確かに
運命の
儚げな線が光った。
誰か
咆哮してくれ
誰かの
希望の葬列のために
街からの
誰かの決別のために
引き離されない
恋人たちの永久のために。
苦味の強い珈琲で
僕は
この朝に
薄明かりの街
思い出の借財を
投げ込んでやる。
シリアスに
舐めているんじゃなく
かっさらうんだ
僕が
僕の
傷を
蹴っ飛ばす
歌を。
いつだって
人を求める
人の中に
色濃い 傷痕 ある限り。
壁に
書いたいたんだ
誰か悟った
夕べの死を。
こころは
還えらず
祈るんだ
朝焼けを。
誰かエレジーを咆哮してくれ
「街と人」をテーマにしたTwitterのツイート詩。
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