ＸとＹのタンゴ
Ｙ軸はＸ軸の瞬間を黙って計る
Ｙ軸はＸ軸を潰し貫き続ける
Ｘ軸は敏捷なＹ軸の交錯に歪曲して泣き続けている
Ｙ軸は頂点を到達してしまって独りになりＸ軸のいなくなった放物線に囚われる
Ｘ軸はＹ軸のベクトルをじっと見つめる
けれどＹ軸の視線の先にＸ軸は位置しない。
ＸのＹへの切実な愛 ＋ ＹのＸへの刹那な欲情 ＝ ＸとＹによる世界への波状攻撃
Ｙの突然の別離の2乗 － 廃棄されるＸの希望の頓死の3乗 ＝ ＸとＹの存在、その絶えがたい悲劇的な死
ＸはＹの想いを待ち侘びる
ＹはＸへの想いにいつしか目覚めるかもしれない
ＸとＹの踊るタンゴ
やがて訪れるＸＹに結ばれる瞬間。
ＸとＹのタンゴ
作品画像も含めての作品。
タンゴなんて踊ったことはない。
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