うたう

助けてよ
空が泣いてる

開けなさい

追いつかないままの
消えていく何か達は

どこかに沈殿して

考える醜さは
バランスの美しさにも

転倒 の
もどかしさを捨てながら

箒とちりとり

早口のまま

消える何かを

意味のなさと言い切れず

しっている
無意味に正体を待てば

笑い声が聞こえるような

澄んだ沈黙の中に

苦し紛れの讃歌を

2017/3/10

うたう

うたう

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-03-10

Copyrighted
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