小学生以来会っていなかった由佳が、高校二年生の春に転校してきた。何かがあったように思えるが、くらげの私は気にならない。けれど由佳は、そうではないようだ。
青空が夕焼けに覆われた真冬の夕方、部屋のチャイムが鳴った。チャイムを鳴らした人物に心当たりがあった僕は覗き穴を見ずそのままドアを開けた…。※続きは本文へ。
混沌とうねる思念はやがて詩となり、編まれた詩はいずれクニを造る。世のどこかに浮かぶ「火のクニ」で伝わる、神話めいたいくつかの物語。 ……そのクニには暗闇がふたつ、ある。
ネガティブな男とポジティブな女ゾンビの掛け合いみたいなものを目指して書きました。ポジティブで明るく元気なゾンビの方が人間らしい形をイメージしています。