shaped canvas

嗄鳥鳴夏

代わりは居ない君が僕を見つめて
しばらくしてから空を見上げた
変わり映えのない景色を見つめて
あの時 想っていたことは唯一つのこと

何かが違えば未だここに僕らは居たのか
同じ景色を同じキャンバスに描けていたのか
あの頃をやり直したとしても上手く行くはずはないよ

毎日 好きって伝えていたけど
いつからかお互いに隙を見せなくなった
毎日 見つめ合っていたけど
それは最初から違う方向を見ていたってこと
冷静に考えた今だからこそ分かるんだ

恋愛初期はお互いに純粋だから
あらゆるものが綺麗に見えた
だけど日々を重ねるたびeyeにヒビが入って
飛び込んできた全てのものがブレて見えた

何かが違えば未だここに暮らして居たのか
嫌 きっと何がどうなっていたとしても
同じ景色を違うキャンバスに描いていたんだ
見ていなかっただけで色使いも表現も何もかも違かったんだよ

毎日 正直に話をしていたけど
いつからかお互いに嘘すら吐けなくなった
毎日 幸せを願っていたけど
それは最初から自分にするつもりが無かったってこと
冷静に考えた今だからこそ分かるんだ

今まで僕はないものねだりをしていたけど
今日になってから やっと気付くことが出来た
変わり映えのない景色であることが如何に大切か
これから 僕は持っているもので生きていくさ

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-04-28

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