川崎ゆきお

心配貯金

ここを破られると対処しようのない事象がある。その程度ならまだ行ける場合はいい。まだもう一段あり、それで何とかしのげることもある。

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  • 掌編
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エアーポケット

ある錯覚のようなものを、この世の常識外のことと関連付けて考えてしまう場合がある。

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神社巡り

怪しい場所を求め、うろついている高橋は、これというネタがないときは寺社参りをしている。

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  • ミステリー
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アイスコーヒーの氷

「毎日通っている喫茶店のアイスコーヒーなんだがね」

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幽霊になった男

「これは悪夢だと思います」

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鬼と武者

街道は繁みの中に入ると視界が狭くなる。一人の武者がのんびりと歩いている。

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超能力

「スプーンを念力で曲げる力があるのなら、人の心臓など一ひねりだろう。喉を絞めるのもわけのないこと」

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プライベート

「プライベートとは何でしょうか」

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ダンサン

木下は友人宅を訪ねるのを趣味としていた。

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座り婆

「妖怪博士、本日は何か妖怪の話をしてもらえませんか」

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