ノヴィ・カニィ

ノヴィ・カニィ

主にごく短い短編を載せていこうと思います。

   言葉は苦手です。だから惹かれます。
   最近、言葉の面白みがなんとなくわかってきました。(2015年夏)

つくることにおいて誰からも教わりません。習いません。
ただ色んな存在と、話していくことはしたいですね。学びは自然の中にありますから。


   *「ゼロ点主義。習わない。その道の100点なんてとれやしない。60点台なんてつまらない。
   ならば唯一100点満点に、エネルギー的に同列に対峙できるは、0点というどぎつさに向かう。1点でもダメ。」


     *ただ、”こういうもの”の意識を捨て去りたい。
      ゼロ点という「無意味の意味」。大らかな底抜けなまっさらな素人の阿呆。


それを目指して、絵、彫刻、小説、詩など。フィルムカメラが好き。

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   ゆえに、「芸術創者」と一応、名乗ります。「MAGMUKIST」と。自分でつくった造語です。
     アーティスト-Artist-とは名乗りたくなかったから。
     ーどぎついマグマ精神で無意味な意味・ゼロを創る奇人ー
     という意味を持ちます。
 

 なによりもまっさらな素人の大らかさをもって。何も持たずに。
 提示する名称として。


HP:http://magmukist.wix.com/takanori-noviykani

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【興味のあるもの】動植物。空や風の匂い。それと自然にある音。
【作家】:ミヒャエル・エンデ,サンテグジュペリ,宮沢賢治,岡本太郎,伊藤若冲,ゴッホ。
【音楽】:くるり,トムヨーク,Salyu,イースタンユース。
【文化人?】;養老孟司,内田樹,ニーチェ。
【俳優】:加瀬亮,石田ゆり子。

切り株の下のダリさん

ある森の切り株に昔から住んでいる、モグラのダリさん。皆から慕われてくらしているある日、力自慢の金太郎がダリさんのその皆からの敬いに嫉妬し、力でねじ伏せて偉いのは自分だということを誇示するために挑みます。 それが、結局、、、金太郎飴のようなものなのです。

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少し濃いめのコーヒーをいれて

朝という始まり。そしてその息吹を彩るコーヒーやコンロ、またトーストとバター。 朝食も、窓から訪れる鳥のさえずりや空気。全てが溶け合って奏でる、ひとときを。

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氷霜

寒いのか暑いのか分からない凍てつく雪原。そこを春を支えに、一歩一歩踏みしめて進んでいく。 進んでいるのかすら分からないけれど、一歩を出す。雪の深さに足をとられ、疲労はたまる一方。コンパスのような羅針盤のような指針さえあれば。 けれど、そんな誰かが作ったものの明かりは、直に凍てついて使えなくなる。 その他力に寄ってくだけて、倒れて、そこで気がつく今の居場所。

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  • 掌編
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初冬のねむけ眼の朝

夜明けの一時の時間。その刻を自転車で進む。薄暗く冷たい空気、そこに引かれている自転車専用道。 西は薄暗く、東は淡く明らんでいる。 夜行性のものと、朝に起きる者たちがどちらも静かに佇む時間。そんな空白な時間にこそ、あらゆる「隠れていたものたち」が踊っている。 それは、誰でもが一つの存在でありながら、全部と繋がっていることを確かめられやすい時。そんな一コマ。

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  • 青年向け
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小春日和の猫

ある冬の参拝。 冬の朝の空気や参拝の一つ一つの佇まいと、それへのあいさつ。その空間。その心地よさ。 そこで出会った野良猫との些細なやり取り。やせ細って一時のお天道様の暖かみに和み、会話が弾む。 そんなお話。

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セット

どんどんと出ては消える、流行。 アレがいい。そしたら一斉に群がる。熱が冷める頃には、別の何かがそれになる。 人すらも、生き物すらも。それらは全て商品となっている。 それが造られる現場を、大量生産の工場を舞台に物語が進む。 本質を、自分で視る目がなくなっている世。それに引っかかり疑問に思うもの。正しい眼を持っていようとも、”常識”とされることに疑問を抱く者は、煙たがられる。

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夢一夜パロディ

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一日。-ドキュメント的に-

コンクリートの街並み。その合間を縫って、通勤する。それが今のここでの日常。一日。 戦場が、当たり前の日常となっている人々はいる。そこから始まる。 そして、各地、各人の日常という”一日”がある。それをただ並べた話し。

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蝶の化身

9月の台風が接近している時期。 ニュースのお天気キャスターは知らぬ顔でお仕事。 外に出かける僕。横殴りの風雨。めんどくさがりの傘さしが身体をあっという間に濡らしていく。 視界が足下だけになってしまう傘をさしながら歩を進めていくと、少年の挨拶。晴れの様に全く雨を感じさせない格好と雰囲気との出会い。 振り返ったときは確かめられない出会い。 少し歩くと、モンシロチョウが目に入る。土砂降りの地面に佇んでいるのを発見する。不思議な発見。

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会話

自分たち人は、少なくとも私は誰の仲間か。 機械なのか。いいえそれは違います。と誰もが言う。けれど、機械のような会話しか行きかっていないような気がします。 自然は、そこにいます。私の身体も自然です。けど意識ばかりが威張ってしまいます。意識以外のものを排するのがこの社会なのですから。 だからこそ、声を聴いていきたいと思うのです。誰でもが持っているその耳。失いやすいその耳。

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