行き成り飛んできた、簡潔な恋文。 思わず胸が高鳴った気がした。
好きだったから、分かっていた。 愛していたから、知っていた。 だから、サヨウナラ。
人混みと喧騒の中、 僕たちは不思議な出会い方をした。
気づいた瞬間に、自覚した途端に終わった恋。 私は一体どうすればいいのだろうか?
最後に彼女を見たのは、いつだっただろうか? ふとした疑問から気づいた、この思い。
右手を見ると、空っぽだった。 家に戻ると、空っぽだった。
最初はただのクラスメート。 次は、クラスで一番仲のいい友人。 じゃあ・・・今は?
右手には拡声器、左手には白旗、口からは精一杯の祝福を。
そこは、空よりも深い、蒼の世界。
恋愛の価値観なんて、人の数だけ存在する。