こんな毎日が永遠に続くのだといつからか錯覚していた。
目睫に浮かべてユリイカ! と叫ぶのが癖になっているの。
好きな人におはようって言えるだけで私の世界は桜色に染まった。
同じ街にある二つの女子校、翡翠ヶ丘高校と旭山高校はどちらも演劇が盛んだった。親友ながらそれぞれの高校へ別れてしまった小百合と花音の、静かに激しい物語。
あたしも、あんな風にかわいい女の子になりたい。
言葉に、どうしたって書き起こせない寂しさ。
私の姉は美人だ。
前髪からやり直し
カップヌードルを食べるときもエレガントにみえるひとに憧れる。
恋に落ちた私は悪くない