2041年、8年前に起きた第三次世界大戦を終えた国連は世界結社と呼ばれる統治機構の傘下に入った。世界結社の政策により恒久的な平和を実現した世界だったが評議会と呼ばれる大規模な反政府組織の出現により再び世界は戦渦に巻き込まれた。若くして陸上自衛隊での功績を上げ三等陸尉にまで上り詰めた篠森航平は自身に戦時中に活躍した特殊能力者「ブラッドカラー」の適正があることから世界結社唯一のブラッドカラー部隊「ケルベロス」の隊長に任命される。
工務店の三階の屋上でこちらを見下ろすように佇む自動販売機。それは強烈な緊張感を路上を行く音川に感じさせた。まさか、その時は、自分を見張っていたなんて思いもしなかった。家まで知っていた。アパートの二階のベランダから窓まで割って入って来たのだ。人々の寝静まった午前零時、音川の布団の前に佇むのは四角い重厚な殺し屋。それは自動販売機であった。
「ウソ…」 弥生は息を切らしながら起き上がり汗で湿った顔を両手で覆った。 外ではスズメが鳴き、開けっ放しだった窓から涼しい風がカーテンを押し上げ部屋の中に光が入り込む。 朝…。※続きは本文へ。
愉快な動物キャラたちがでっかいロボット兵器に乗っかってドタバタバトルアクション! 大陸を牛耳る都会の王国から田舎の小国に派遣されたふたりのパイロットのクマとオオカミは将来を有望視される士官候補のエリートなのだが、いかんせん相性が悪いデコボココンビで…! 待ちわびた新型ロボットがお披露目もそこそこに実戦となり、果たしてふたりの新人パイロットはシビアな戦場を生きのびられるのか!?
カバラ魔術の『生命の樹』を擬人化した、学園伝奇ローファンタジーです。 『生命の樹』の各『球』がキャラクターとなって、世啓戸学園に起こる騒動を解決してゆきます。 物語を読むことで、『生命の樹』や『オカルト』『精神世界』の基礎知識を、手っ取り早く知ることができる、現代魔法学の入門書にもなっています。 あらゆる人間関係から「逃げて」いた深渕脱兎は、平穏な高校生活を送っていた。 しかし、学園に君臨する生徒会長・宮家照美に捕縛される。 宮家は、霊能力者が集うこの学園で、人間による『生命の樹』を完成させる部活動「現代魔術研究部」を立ち上げ、その部員として深渕を勧誘しにきたのだった。 神、宇宙人、天使、妖怪、UFO、精霊、幽霊、超能力、魔法……様々な超常が絡み合い、深渕脱兎の学園生活を騒がせていく。
1. (2018-7-24) わやわやになったポーチひもだ、鏡の中の鏡になるのだろうか
電脳空間での自己とコンピュータとの争い
オオカミ型ロボットになった少年は鎧の持ち主である王子の住む異世界で暮らすことになった。 自分の鎧を開き、中の結晶と機械に口づけした王子を変態となじる少年の誤解を解くため、王子は少年と快楽士を引き合わせることにする。
この作品は、一九八五年に公開された長編アニメーション『天使のたまご』(監督・脚本 押井守/アートディレクション 天野喜孝)を原作とした非公認の改作である。原作に関する権利はすべて原作権利者が有し、原作権利者から本作が権利侵害に当たるとの申立があれば、作者は速やかに本作の公開を取りやめる用意がある。なお本作は、細密な映像と幻想的な音楽とによって編み上げられた原作の物語を、言葉を用いて再構成することに主眼を置いて執筆した。「詩」と呼べる洗練はなく、「小説」と呼べる創造性もなく、所謂「二次創作物」の範疇にも入らない。本作に「詞篇(しへん)」──ことばのあつまり──と冠したのは、そのためである。
夏休みに少年の世話をしていた祖父が熊に襲われ怪我をする。 少年は仇を討つため、通りすがった青年が売っていた熊退治の鎧を借り受けるが、身につけると脱げなくなってしまう。
ヘンテコな研究所と怪しげな博士、平凡な学校生活にアイドルの盛衰、コンビニバイトに訪れた出会い、退廃的な日常と夢想、ばかげたお題と目の前のJD。三題噺五編。
イチからしっかり考えた作品としては2作目です。 脚本を書くつもりで書いていたのですが、後半は筆が進まず普通の小説のようになってしまっています。 内容はSFのような世界観にしていますが、よくある恋愛作品といった風になっています。 良ければ読んでみてください。
昔に練習用として書いたものです。 星新一さんをリスペクトさせていただいたのですが、とりあえず書いてみたものの全く面白いオチが思いつかず拙い作品になってしまいました笑 よければ見てください。