不波 流

不波 流

四角四面。

旧友につけてもらった筆名。長編『謡(うたい)』ほか、幾つかのまとまった作品と、粗削りな掌編が少々。

詞篇 天使のたまご

詞篇 天使のたまご

この作品は、一九八五年に公開された長編アニメーション『天使のたまご』(監督・脚本 押井守/アートディレクション 天野喜孝)を原作とした非公認の改作である。原作に関する権利はすべて原作権利者が有し、原作権利者から本作が権利侵害に当たるとの申立があれば、作者は速やかに本作の公開を取りやめる用意がある。なお本作は、細密な映像と幻想的な音楽とによって編み上げられた原作の物語を、言葉を用いて再構成することに主眼を置いて執筆した。「詩」と呼べる洗練はなく、「小説」と呼べる創造性もなく、所謂「二次創作物」の範疇にも入らない。本作に「詞篇(しへん)」──ことばのあつまり──と冠したのは、そのためである。

  • 自由詩
  • 短編
  • ファンタジー
  • SF
  • 全年齢対象
  • Derivative work

たまごのゆめ

この作品は1985年に公開されたアニメーション映画『天使のたまご』の印象に基づき、童謡詩人・金子みすゞの作風を模倣して書いたものです。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • Derivative work
七羽の鳩

七羽の鳩

いっけな~い、異世界転移!? わたし、川渕安奈! 高一! みんなはわたしのこと「チアンナ」って呼ぶよ! 不思議な声に導かれて、ある日突然、異世界に召喚されちゃった! わたしを呼んだのは七羽の鳩! まさかの人違い! 迷惑! 鳩〈ども〉は、元の世界に戻る方法なんか知らないって言うし、中間試験は近いし。 いったいわたし、これからどうなっちゃうの~~?! デタラメインチキ嘘八百の、オントロジカル・ファンタジック・コメディの傑作!(自分で言うな) 【完結済】全9話+原作の解説と索引

  • 小説
  • 中編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • コメディ
  • 全年齢対象
  • Derivative work
謡(うたい)

謡(うたい)

七年に一度、宇侘(うた)八幡宮で奉納される猿楽(さるがく)『紫桜(しざくら)』。 大学生の僕・森崎浩司は、この珍しい伝統芸能に心惹かれて山間の温泉郷・深津峡(ふかつきょう)を訪れた。朗らかな女将(おかみ)の蘭さんと、その娘で責任感の強い水菜さん、天真爛漫な果林ちゃん、そして白装束に身を包んだ桔梗さんという個性的な三姉妹と出会った僕は、いけすかない写真家・妹尾(せのお)夕介に振り回されつつ、猿楽『紫桜』上演に立ち合う。 そして僕は、決して出会うはずのなかったある人物と出会うことになったんだ──。 ──幽玄のしらべに少女たちの物語が響き合い、此岸と彼岸が接するとき、止まっていた時が静かに動き始める── 山深い温泉郷を舞台に、薪能(たきぎのう)をモチーフとして展開する、長編青春小説! 【2016年2月15日全面改稿出来】 ※ 縦書き閲読推奨。

  • 小説
  • 長編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
籠の小鳥と錆びた鈴

籠の小鳥と錆びた鈴

二〇一六年秋、戦前の童謡詩人・金子みすゞのふるさと、山口県長門市仙崎。大学受験を目前に控えた高校三年の女子生徒・弘中みすずが、自分の名前の由来となった金子みすゞに宛てて書いた、六通の手紙。受験を目前に揺れる心、離郷を前に立ちすくむ自意識、そしてみすゞに対するみすずの複雑な思い。稚気に満ちた反発は次第に共感に変わり、やがて重なり合う二人の「みすず」── 八十七年の時を隔てた二人の「みすず」が織りなす、小さな物語。 これから新生活を迎える方に読んでいただきたい短編小説です。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
  • Derivative work
図書館(Die Bibliothek)

図書館(Die Bibliothek)

明け方の図書館で、彼は何かを探していた。ざわめき静かに喚く言葉の群れ、その先で彼が目にしたもの。 ごく短い心象スケッチです。 企画「蝶を吐く」に参加しています。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND
1 2 2 4

1 2 2 4

孤独な男と、孤独な少女の、哀しい物語。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 青年向け
  • CC BY-NC-ND
安達原異説

安達原異説

今は昔、陸奥国は安達原に、旅人を殺してその肉を喰らう鬼が棲むという噂がございました。那智の修験者・東光坊祐慶様が、廻国修行の途次で遭遇した恐怖とは。能『安達原(黒塚)』を翻案した、怪異物語でございます。 ※ 縦書きでの閲読を推奨いたします。

  • 小説
  • 短編
  • サスペンス
  • 時代・歴史
  • ホラー
  • 青年向け
  • Derivative work
寓話〈七色の羽〉

寓話〈七色の羽〉

七色の羽を持つという美しい鳥に会うために旅に出たカラスの物語。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 児童向け
  • CC BY-NC-ND
降ってわいた休日

降ってわいた休日

いつも同じことを繰り返す日常。もしも突然それが途切れたら。そんな状況に置かれたおじさんと、訳あって舞い降りた天使の、小さな物語。 二〇〇一年に書いた短編を、一五年の時を経て改作しました。作者はその一五年の間にすっかり中年になりました。

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
  • CC BY-NC-ND