京都での恋愛模様の前に、法律実務のsceneが登場するのが「京綾乃と」との違い。広域暴力団も登場。晴明の十二天将を話し出す女性は、おそらく紫式部が祖先と思われるが、其れでは主人公はと言えば、どうやら祖先は安部晴明のようである。序章で終わっているが、京都を舞台に二人のドラマが始まる。
ショートショートというものは平凡な日常な生活というメニューの中に、何かスパイスのようなものを加えてあげれば出来上がり。出来不出来は其れはあるが・・気にする事は無い。
所謂、事件もの。推理サスペンス。 記者が追っていくうちにいろいろな謎が解けて来る。 問題の工場は消失してしまった。其処にあったモネの絵の裏側に図面があった筈・・。 其処で、最後に気が付いた。 もう一枚同じ絵がかけられていたのは・・或る女性の家。 しかし、其の女性はもういないのでは・・?
終末の色を求め777人の若い女性を殺した猟奇殺人鬼が最後に描いた絵Number777『ラカン・フリーズ』
「ねぇ、世界が終わるとしたら何がたべたい?」 神はそう言って、林檎を渡した。 神の瞳を見て悟る。 ああ、そうだったんだ……。 視界が涙で滲む。 この日のために、生まれてきたんだ! 私が林檎を平らげると、神は拳銃を渡してきた。 そうなんだね。 私は銃口を自身のこめかみに当て……。
題名のとおりの作品です。 1900年12月15日に実際にあった事件で、現在でも『謎』として取りざたされているものです。