私、葉圭(ようけい)、普通の高校生は、自動販売機にコインを投入するという機械的な動作を繰り返していました。これで連続108日目、このあんパンを買い続けています。図書館の地下1階はいつも静かで、機械の動作音と私の足音だけが響いていました。 パンが出てきた瞬間、いつもとは少し違うかすかな甘い香りがしました。パンを手に取り、近くのベンチに座って包装を開け、一口かじりました。 突然、天地がひっくり返るような感覚に襲われました。 どれくらい経ったでしょうか。ゆっくりと目を開けると、そこには焦った表情の美しい顔がありました。銀色の長い髪が滝のように垂れ、先端は淡い青い光を放っています。彼女は純白のドレスを着て、裾は風もないのにゆらゆ
楽園詩。世界のための祈り歌。世界は広く美しかった 終末に凪いだ渚は美しく、涅槃の先で僕は微睡む 全知から目覚めたあの日がやってきて僕は思わずおどけて吐いた 願ってた永遠平和のハーモニー。宿命は散り、輪廻に咲いた
神のレゾンデートルを解明すること それが人類の究極命題だ だから争う場合じゃない だから自己嫌悪に陥る場合じゃない 生きて、生き抜いて 協力して、手を取り合って 真理の先、この世界が生まれた訳を だから戦争も、政治も、科学も、宗教も、哲学だって 全ては真理と神のレゾンデートルのためにあるのに それが世界哲学だ