毎夕おとずれるヤモリの夫婦と、クコの酒をくみかわす。ヤモリの夫婦がお礼にくれるのは、野葡萄の宝石
山椒を振ってサンマを焼いているおじさん。摩訶不思議、サンマが生き返って、水槽で泳いでいる。
トリカブトのお茶をどうぞ
霜柱のお茶をどうぞ
いろいろな高校の制服を着た女子高校生が紙袋を持って、熊野神社の石段を上っていく。 何をしに行くのだろう。
マンホールから風船蔓がにょきにょきと生えてきた。さてさて何が起こるのやら
庭のスイレン鉢の中の出目金が眼帯をかけている。それを見た猫たちが雀瓜の実をとってきたが、僕は何をしたらいいのだろう。
冬虫夏草の研究家の友人が採集に来る。子狸が珍しい冬虫夏草の生えているところに案内するが、
化けることができるようになった子狸
【慶長五年、凡将秀忠をおもう】凡将とは、徳川二代将軍秀忠のことである。 関ヶ原の合戦にて後世までの汚名を被った秀忠を、家臣達、父、そして彼自身の目線で書いた短編小説。
この茸を食すと、いったん死んだ後に生き返る。切腹を仰せつかった男の生き返るまでのドラマ。
茸好きの城主に召し抱えられた、茸採りの名人が茸の山を任せられる。新しい茸が生まれる。
茸左衛門と茸右衛門は茸から一時死んだ状態になる薬物を抽出する。それを飲み時を旅する。
懐刀が勝手に宙に舞い、魚を三枚におろす。女刀鍛冶の怨念は?
死んだはずの姫の遺体は棺の中になかった。中にはたくさんの茸が
茸が侍に復讐し、侍が茸に復讐する。
富山に薬をたのみに行く侍が、旅の途中で腹痛をおこす。
カダクラヤの迷宮寺院で死んだと思われたムラタは生きていた! 更に不死の男となっていたのだった……
二人の愛の秘訣。それは毒薬だった。