杏樹はまだ知らない。自分の中に『他人』が住んでいることを。それを知ったら、杏樹は……?
怪談のドキドキと先生に見つかりませんようにというドキドキと一ノ瀬君と一枚の布団の中にいるという嬉し恥ずかしのドキドキに、私の胸はもうドキドキドキドキ……。
京橋茂は、絶望感を滲ました立嶋琴音のせいで、学校をズル休みする羽目になってしまった。 しかも、流れで嫌いな葛木菜由子の家に行くことになった。 葛木の家で立嶋の悩み相談に乗ったが、思いのほか早く解決したので、帰ろうとしたが葛木に引き止められてしまった。仕方なく、今日の授業を教えてもらう条件で留まることにした。 そこで半年前に葛木の取った行動の全容が語られるのだった。
京橋茂は、将来の為に同級生二人を受け入れるかたちで協力を求めてみた。条件としては長期にわたり縛ることになるので渋ると思ったが、思いのほかあっさり引き受けてくれるのだった。 その後、妹の友達である未来の悩みが解消されるのだが、そのことによってもう一つの問題も解消する必要が出てきた。そのことで未来が助けを求めてきたが、茂は突き放すかたちで自ら解決するよう促すのだった。
ふたりは今日も何か言い合ってる。顔面に直撃したとか、血まみれになったとか、勝ったのは私とか、隠れて特訓なんてセコいとか、そんな事言ってる奴のがよっぽどケツの穴が小さいとか……。──まあ、付き合っているようには見えないけど……。
とある世界のとある村には『宝石の持ち出し厳禁』と書かれた立て看板がありました。 その村では、人が死ぬとチリになりその中には宝石が残るという不思議な村でした。 良い人生を過ごした人は綺麗な色の宝石に。 悪い人生を過ごした人は黒い淀んだ宝石に。 ※続きは本文へ。@ココミュ(台本)@大人の童話
日曜日の朝、京橋茂は招かれざる客に頭を悩ませた。その来客はクラスメイトの葛木菜由子で、なんと家族一家で来訪するという異常な行動を取ってきた。おかげで、妹の真理を鎮めることに神経を擦り減らす羽目になってしまった。 葛木一家は事の顛末と謝罪をして帰った後、その裏で動いていた真理の行動が思い出されるのだった。