恩人と共に辺境を放浪していた青年、ロイドは、ある日突然その恩人に騎士の学校に放り込まれる。 完全に田舎者な彼がそこで出会ったのはムスッとしたエリルという女の子。 彼女は本来、騎士に守られる側のはずの「お姫様」で―― 田舎者とお姫様の、剣と魔法の学園ファンタジー
変な成り行きで相部屋となったロイドとエリル。 呑気に受け入れるロイドと慌てるエリル――そんな二人を出会わせた張本人、ローゼルは妙に焦り出す。 ロイドの知らない間に、エリルが気がつかない間に、三人は妙な関係になって―― 二人の同居を何とかしたり、魔法について解説する、そんな変な優等生の台頭のお話
騎士が騎士である事を証明する物――「イメロ」 騎士だけが持つことを許されたそれの力、それを持つが故の責任 そしてそんな騎士たちの頂点に立つ者――「十二騎士」 ちょっとずつ騎士の世界を知りながらロイドは思う――「服を買おう」 エリルとローゼルを連れて街へ出たロイドがさらに知る事実 ロイドの恩人、フィリウスとは一体何者なのか――?
宮本家の十二代に亘るその遺伝子は、やはり秀でた遺伝子と言わざるを得ない。この一族と接した著名な人々を列挙すれば、江戸時代以降から昭和の時代まで、佐久間象山・葛飾北斎・渋沢啓三・正岡子規・夏目漱石・更にその教え子の中には、筑波大学の学長となった阿南功一や医科歯科大学の清水学長など、学問に向かい合った人々がいる。その宮本家350年の十二代に亘る世代を通して、どのようにその遺伝子が磨かれたのかを掘り起こした物語である。