あの響きの彼方へ…
この世界は何よりも残酷で美しくて
君はその詩といくつもの音色で
形なき幸せを自分らしく包み込んで
ありのままの想いを伝えてきた
まだ早すぎるよ
あの空の彼方へ その身を捧げるのは
君らしく旋律を紡ぎあっていたじゃないか
夢が霞み尽きたのかい?
自由という名の孤独に苦しんでいたのかい?
今更問い掛けても 君はもういない
壊れたギター 破れかけの楽譜
君のカケラは置き去りのままで
何気なかった日々を幻だと思える運命が
僕の芯まで震わせて 激しく苦しめる
君の響きだけが僕を和らげてくれていた
君という存在が何よりも愛しい響きだった
止まらない雫が向かう先は君の中
かけがえのない 君の響きの中…
あの響きの彼方へ…