「明夷」とは本来しっかりしているものが傷つき、弱っていくことを示す『易経』のなかの言葉です。自分の立つところを失った人物(※)の内面の彷徨を描きます。
少年について。
アイヌの民話から着想を得て書いたものです。
大学時に実在の先輩の女性を、modelにしたもので、全四作程度内容を変えていると思います。 其れだけ、拘るにはそれなりの事情があったのではと思います。 第一作を本日書き換えたこの作品と、一部を除き全く書き換えた「魔女には絶対服従」を比較して頂いても面白いと思います。