俺とお前

blです。
性表現があります。
苦手な方はお控えください。

「お前とヤルとさ………」
ハルキはうつ伏せで、寝ぼけているような、もう眠りの世界に行っているような声と顔で続ける。
身体はもう溶けているようで、指一本動かすことも出来なさそうだった。
「グズグズにされる。毎回死にかけてる。なんとかしろ。」
声が掠れて、泣いた後の目元が可愛すぎてさっきまでしていた事を思い出してしまう。
「なんとかって?お前がもっと鍛えろ」
「お前の鍛えろ、は普通の人は無理だから」
髪の毛と顔と顎を撫でると、無意識だろうか、猫みたいに俺の手のひらにすりすりしてきた。
「ふっ、可愛いなお前」
「かわいいゆうな、撫でるなー、ねる!」
俺の手から顔を外す。そっぽを向かれた。
首の後ろの出っ張ってる骨が動いて、首の筋が動く。
俺は隣で寝そべりながら、首から肩甲骨へと指を滑らせた。決してひょろひょろしてない、がっちりしてる方だと思う。
すべすべして弾力のある肩のラインまで、指を滑らせると、ん〜!とハルキの抗議の声が聞こえたが、無視して胸まで滑らす。乳首を触るとさっきの抗議の声より弱い声が出た。
そのまま触り続けていると
「もうむりだってぇ〜………」
と言いながら俺にひっくり返され、深いキスをして、腰を突き出してる。
「やっぱり、かわいい。」
というと俺の首に手を回して、もっと舌を絡ませて甘えるような声を出した。

俺とお前

俺とお前

blです。 カップルの何気ない瞬間を切り取って書いていこうと思います。

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2024-04-24

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