――とある魔法使いが独りで旅をしていました。普通の魔法使い(彼女以外にはもうほとんどいませんが)は、人々をしあわせにするために魔法を使っていましたが、彼女は違います。彼女は世界を憎んでいましたので、他人のために魔法は使えないのです。魔法は自分のためだけに使います。まだまだ若いその魔法使いは、今日も世界を憎みながら旅を続けます。―― なぜか世界を憎みながら旅を続ける少女。彼女は魔法使いだった。さまざまな人々に出会い、さまざまな国々を訪れ、彼女はなにを感じるのだろうか。 本編並みに長いあとがきを書く注目のあとがき作家kinaが送るファンタジー(?)作品の第1作目! あれ?これキノの旅にくりそつじゃね?という自身の心の声を無視して書き上げた『おはなし』をお楽しみください!!
菊池マリアは高校三年の熱い夏の夜、見ず知らずの男にレイプされ、それによってエイズにかかってしまう。自暴自棄になったマリアは、男は全て敵だと考え、自分の人生を台無しにされた復讐をする為に、売春を繰り返し仲間増やしをし始める。そんなある日、岡崎健司という男に出会う。岡崎はずっと前からマリアの事を知っていると言い、好きだと告白される。次第に岡崎に惹かれていくマリアだったが、自分がエイズである事をいつか告げなければならないというジレンマと戦う。遂に自分がエイズである事を告げた時、すうっと岡崎の身体が半透明になり、着ていた服だけを残し、マリアの目の前から忽然と消えてしまう。岡崎は一体何者なのか?そしてマリアはどうなってしまうのか?驚愕のミステリー。
ネット社会で、匿名でのコミュニケーションは、簡単に相手を傷つけるものだと問題視されている。 でも、顔が見えないからこその繋がりが生まれることもある。 体験談を交えた、フィクション。 いろんな人に読んでほしいな。