平安時代のように呪術が横行している20XX年の東京。 中でも高校生による呪殺事件が教育現場に影を落としていた。 政府は文部省高等教育局に特務課別室を置き、各方面から霊能エージェントをあつめ、問題のある高校に転入させ、事態の収拾を計った。 本作はその霊能エージェントである月島闇夜(つきしまあんや)と、その識神、青沼スケキヨの物語である。
沖縄本島の北部にある島風(しまかじ)は、とても穏やかで自由な宿。目の前には名護のきれいな海。宿のオーナーのイラブさんは夜の宴会の時にしか姿を見せず、宿の管理はへーちゃんとクミちゃんにまかせっきり。お客さんのおもてなしはクミちゃんの仕事。口数が極端に少ないへーちゃんは縁の下の力持ち。いつもニコニコ笑いながらクミちゃんをサポートしていた。 そういう宿だから、お客さんも思いきりノビノビ。海を眺めながらハンモックに揺られ、オリオンビールをグビグビ。BGMはゆったりとしたリズムのルーツロックレゲエ。だけど、決して享楽的な空気にならないのは、他人への気配りを忘れない“イラブイズム”が浸透しているから。 そんな穏やかでやさしい場所にある日、突然、嵐が吹き荒れる。深刻な事態を黙って見守るへーちゃん。クミちゃんは必死の抵抗を試みるのだが……。
始まりは平安時代(言葉遣いは適当_(._.)_ )。 異能を使い世に貢献する1つの家系の話(設定不十分)。 数世紀に渡り織り成す歪な恋愛模様。