あるところに、動物の耳としっぽをもった人々が住んでいる国がありました。 この国では季節の女王と呼ばれる不思議な力を持った人々の力で四季が廻っています。 国民は女王さま達の与えてくれる季節の移ろいの中、みんな幸せに暮らしていました。 しかしある年のこと、いつまで経っても冬が終わりを告げません。 その理由は冬の女王さまがこの国の四季を司る「季節廻りの塔」から出てこないことでした。 多くの人達が冬の女王を塔から出そうとするも、いつまで経っても冬は終わりを迎えませんでした。 そんなある日、仔猫の少女チカは終わらない冬にいても立ってもいられず家を抜け出してしまいます。 目指すは冬の女王さまのいる季節廻りの塔です。 降りしきる大雪の中、誰もいない街でチカは見知らぬ女性と出会います。 その女性の正体は、実は……?
「_____明治時代って、こんなんだったの!?」 歴史と日本文学が大好きな少女、橘 いろはは、とある理由で明治時代にタイムスリップしてしまう。 現代とは遥かに違う文化に戸惑っていた。そんな彼女をたすけたのは、その時代の若き天才作家、|由木《ゆぎ》 |馨《かおる》だった。彼は、作家の副業として現代で言う探偵をしていた。だが、一匹狼である彼にとってそれは困難で___。助けて貰ったお礼に彼の家に住み込みで探偵の助手をする事になって…!? ____時は明治。それこそ苦難の連続で……。 疾走感溢れる時代を超えたミステリーラブストーリー _____さあ、明治時代を駆け抜けろ!!