(ああ、言わなきゃ良かった)後悔の念にかられながら、津島は夜の繁華街を歩いていた。その日津島は、入社以来ずっと憧れていた同期の女子社員に、勇気を奮い起こして告白した。断られるのは覚悟していたが、自分が身の程知らずだったことを思い知らされ...
マリは同級生ケイタの仮面のような嘘くさい笑顔が苦手だった。 そんなふたりは図書委員になり、毎週金曜は物音ひとつしない図書室でふたり、隣に並んで座り当番をしなければならない。 互い、少しずつ見える素顔に段々戸惑いはじめ・・・。 【眠れぬ夜は君のせい】のスピンオフ第一弾 ≪全13話≫
オッス!オレ、山下ススム。24歳、社会人2年目のリーマンだ! ひょんな事から、栗の木坂に住む68歳の竜一郎伯父さんと一緒に暮らすことになっちまった。 今までノンケと思ってた伯父さんも実はお仲間と分かって、何だか妙な生活に閉口状態。 会社の同僚コウジに片想いを抱きつつ、オレには明日がやってくるのか!? 笑いあり、涙あり、エロもある、ホームドラマなR-18ゲイ小説です。
降りしきる雨の中で、俺はタカノリを思い出す。 俺達は大人になってもずっと一緒だと思っていた。 桜の花が舞い散る帰り道、太陽の光に溢れる静かな海、夜空を描く大輪の華・・・。 今はその思い出すら辛く悲しい。 嘆きの雨が俺の身体を冷やしてゆく。 小さな港町を舞台にした2人の秘密の物語。 ※非エロ小説です。 ※この物語はフィクションです。未成年の飲酒は法律で禁止されています。
俺(一星)は高校時代の担任、高見先生が好きだった。 夢を追いかける先生に憧れ、自分も大切な夢を追いかけていた。 長野の高原で二人の天体観測がはじまる。 先生との数年ぶりの再会は、俺に何をもたらしてくれるのだろう・・・。 ※ゲイ小説です。性描写がほとんどない作品です。