捕囚 午後
混む人 人 人
ちいさすぎたかもしれない
酔うほどの刹那が
乾くように
人の背に背を向けた
人たちの顔が
ぶつけあう陰部が正しい醜悪で 冷えた
歪な潤い 急速の乾き
誰かの紫煙が 見ずに去る
「神さま、どうか憐れまないで」
むかしの匂い
汚辱のまま
白濁
コンドーム
暖かみ
裏切り
鎮魂は悔しすぎて
疼く 眩暈する
焦がれた身体置いていく
話しかけるが呟きしか反響せず
包み込んだ写真のひと
懐かしんで
息 消える 意識
囚われの午後だけが引き伸ばされて
捕囚 午後
苦しい気分で書いた。
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