何も判然としない……。青年は、自分が誰で、どういった人間で、そして今いるのがどこなのか、その全てが分からない。けれど彼にも一つだけはっきりとしていることがあった。それは、何としてでも果たさねばならぬ使命だった――
三年前から、変わらないものがある。それは今の僕の生活と、携帯に残されたたくさんの写真。そしてひかるに対する思い。今でも忘れられない、彼女との最後のやり取り。
空想を壊したくなかった。 診断メーカーの 飼う人と喰う人 よりお題お借りしました。 https://shindanmaker.com/562552